2018年05月13日 UPDATE

化粧水のエタノールが肌に悪い?かぶれたり赤くなる症状が起きる原因とは?

エタノール入りの化粧水は、肌がかぶれたりしみるし赤くなるって言いますよね。では、なぜ配合した化粧水が市場に出回っているのか?もしかしたら、かぶれたりしみる赤くなるのは他に原因があるのかも。悪者として扱われるエタノールの効果や正体を、この機会に見直そう!

目次

  1. エタノールってそもそもなに?
  2. 化粧水にエタノールが配合されている理由
  3. エタノールが肌に与えるメリット
  4. デメリットもしっかりと把握しよう
  5. 肌が赤くなるのなぜ?
  6. 化粧水を変える!?赤くなったらやるべき対処法
  7. エタノール不使用!おすすめ化粧水
  8. エタノールってやっぱり不要?
  9. 化粧水とエタノールに関するQ&A
  10. まとめ

エタノールってそもそもなに?

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鼻にツーンとくる臭いが特徴のエタノールは、科学の実験などで扱ったことのある人も多いのではないでしょうか?でも、実際なに?と聞かれると、火をつける時に使ったくらいしか答えられない人がほとんどでしょう。

アルコールの一種

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エタノールは別名「酒精」と呼ばれる通り、お酒に含まれる成分です。日本酒の約20%、ビールの5%はエタノールなんですよ。デンプンや糖蜜をアルコール発酵させたり、エチレン(炭化水素)から科学合成して作られます。正式名称はエチルアルコールです。消毒やインフルエンザ対策などで、手を綺麗に除菌する消毒薬として使われています。注射の前に肌を綺麗に拭き取る際にも使われているのがエタノールです。また、家電製品などを掃除するための洗剤等にも含まれています。

化粧水にエタノールが配合されている理由

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アルコールの一種であるエタノールが、なぜ直接肌に染み込ませる化粧水に配合されているのでしょうか?入っているからには、何か理由があるはずです。しかも、無くてはならない大切な役割を成しているのは間違いありません。そこで、エタノールと化粧水の関係について調べを進めてみました。

防腐剤としての役割

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化粧水の中身は、水分が80%ほどを占めています。そのため、放置していると水自体が腐ってしまうのです。そこで、より長く良い状態で化粧水を保つ役割として、エタノールは配合されています。エタノールには、防腐を高める作用があるからです。エタノール同様に、アルコールも同じ目的で配合されている化粧水も多いです。もし、エタノールやアルコールが配合されていない場合、使用期間や保存方法が細かく指定されるため、使える期間がより短くなってしまいます。

油分と水分を仲介

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化粧水に含まれるのは水分だけではありません。精油も含まれています。精油とは、エッセンシャルオイルとも呼ばれている成分で、植物から抽出した100%天然の有効成分です。植物により効果は異なりますが、香りを楽しむための精油や収れん効果が期待できる精油、保湿を促す精油など、種類は豊富に存在します。オレンジ油やカモミール、ローズマリーなどが代表的な精油です。しかし、精油は水と混ざり合うことができません。そこで、水分と油を混ぜる乳化作用のあるエタノールが一緒に配合されるのです。

エタノールが肌に与えるメリット

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しみることやかぶれたり赤くなるなど、マイナス要素が目立ってしまいがちなエタノールですが、化粧水を構成するにあたり重要な役割があることがわかりましたね。その他にも、しみることよりも肌にとって良い効果があるのですよ。含まれるからにはメリットがある!それでは詳しく見ていきましょう。

殺菌効果

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アルコールの一種であるエタノールは、水で薄めることにより程よい雑菌作用を働かせます。顔は常に外気に当たっているため、菌が付着しやすい部分です。水洗いだけでは流しきれなかった菌を除去してくれるため、毛穴詰まりやニキビ等の発生にも効果を発揮してくれます。アルコールの一種ですが、皮膚から吸収されたり体内に溜まることはないため、医療現場でも扱われている安全性の高い消毒効果が得られます。

清涼感

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アルコール消毒や注射をしたことのある人ならわかると思いますが、エタノールをつけた後はしみるようなスーッとしますね。体温が一瞬下がったかのような清涼感を味わうことができます。化粧水をつけた後に感じるあのさっぱりとしか感覚は、エタノールによる作用なんですよ。また、肌に染み込んでいるような感覚を覚えるのも、エタノールの影響です。残念ながら実際に染み込んでいないのが事実ですが、使い心地の良さを上げているのは確かです。

肌の引き締め

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毛穴を引き締める収れん化粧水をご存知ですか?ニキビにも効果を発揮する収れん化粧水には、エタノールがたっぷり含まれています。エタノールの持つ毛穴を引き締める効果を利用した化粧水だからです。毛穴が引き締まると同時に肌もキュッと引き締まります。肌のキメも整うため大きなメリットになります。しかし、保湿をしっかり行わないとしみることやかぶれや肌が赤くなるなどの症状が出る場合もあるため、適切なケアをした上でのメリットです。

デメリットもしっかりと把握しよう

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化粧水には、品質保持や油分と水分を仲介するための重要な役割や肌に与えるメリットがあります。しかし、肌がしみる、かぶれたり赤くなるなどの負荷がかかるのは事実です。そこで、エタノールが含まれる化粧水が肌に与えるデメリットもしっかり把握しておきましょう。

バリア機能が低下する

エタノールは収れん化粧水に使われる主成分でもあることから、菌や皮脂を落とすための作用があるのは確かです。一見、メリットにも受け取れますが、それだけ肌にとって刺激や負担がかかっているのは否定できません。と言うのも、菌は悪者ばかりじゃないからです。外部からの刺激を守って肌を正常な状態に保っているのは「常在菌」と呼ばれる菌の一種だからです。エタノールが肌に触れることにより常在菌まで奪ってしまうため、バリア機能が低下してダメージの受けやすいしみる肌へと変化させてしまう場合もあります。

乾燥を早める

エタノールには清涼感を与えるメリットがあることはお話ししました。爽快でさっぱとした感覚を肌に与えるため、こちらもメリットに変わりありません。しかし、同時に肌内部に溜めておいた水分まで蒸発させてしまうこともあるようです。揮発性作用と呼ばれるエタノールやアルコールの特性が、乾燥肌を生んでしまうようです。潤いを与えるためにつけている化粧水が、かえって乾燥を早めているとは驚きの事実ですね。

肌が赤くなるのなぜ?

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化粧水は、メリットとデメリットを両方備えていることはわかりましたが、なぜ肌が赤くなるのでしょうか?敏感な部分なため、赤くなるとビックリしちゃいますよね。皮膚に何が起こってしまったのか不安にもなります。理由さえわかれば対処法もみえてくるはずです。

乾燥によるダメージ

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肌が赤くなるのは、かぶれている証拠です。特に、乾燥肌の人はかぶれなどの肌が赤くなる症状が発症しやすいと言われています。理由は、乾燥により肌のバリア機能が低下しているため、エタノールの持つ揮発作用の刺激を強く感じてしまうからです。バリア機能を失っている肌は、傷口がさらけ出ている状態と同じです。傷口にエタノールを含んだ消毒薬をつけるとしみますよね。同じ状態が皮膚の上でおこっているため、かぶれて肌が赤くなるような症状が現れてしまいます。

間違った肌ケアによるダメージ

肌にとって良かれと思って行っている日々の肌ケアによって、赤くなるなどの症状を招いている場合も考えられます。洗いすぎによるダメージ、与えすぎによる極端な負荷などが理由です。手をかけすぎたことによって、肌が敏感になり過ぎてしまったのです。必要な角質まで洗い流していたり毛穴が開ききった状態になっている場合、乾燥と同じようにダメージを受けた肌状態となっていることが多いです。そこに、刺激の強いエタノールを塗り込んでいるため、かぶれてしまうのです。
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化粧水を変える!?赤くなったらやるべき対処法

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肌が赤くなってかぶれてしまった時の対処法をいくつか紹介します。赤くなるのは肌が悲鳴をあげているサインです。見逃さずにしっかり対処することによって症状の悪化を食い止めることができます。綺麗な肌をキープする重要な項目なので、しっかり頭に入れて実践しましょう。

エタノールが入っていないか化粧水チェック

今まで使っていた化粧水の成分に注目してみましょう。エタノールが成分表示の上位に挙がっていませんか?化粧品の成分表示は、多く含まれているほど始めに記載してあります。エタノールやアルコール表示があるのであれば、化粧水を見直すことが一番の方法です。また、洗顔の方法など、日頃肌に対して行っている肌ケアについても、改めて正しい方法を勉強し直す必要があります。ゴシゴシ洗いは控える、美容アイテムは必要最低限のみ使用するなどの変化を加えて様子を見ましょう。

肌断食でリセットする

肌断食とは、数日間肌に化粧水や美容液など何も与えない状態で過ごす肌ケアの方法です。肌には、自分の力で水分を保ったりバリア機能を使って外敵から身を守る力が備わっています。しかし、化粧水や美容液などで肌を労わる習慣が身についてしまうと、力は衰えてしまいます。そこで、本来の力を取り戻すために、わざと何も与えずに回復を待つのです。肌を一度リセットすることで本来の持つ力が蘇るため、かぶれなどの症状も同時に軽減させることができます。

エタノールフリーの化粧水を選ぶ

エタノールが原因で肌があかくなったりかぶれたりする場合は、エタノールが配合されていない化粧水を選ぶ方法もあります。自然由来100%の化粧水です。見分け方は成分表示を見れば一目瞭然です。エタノールやアルコール表記がなければ安心でしょう。アルコールフリーの記載がある化粧水も多いため、選ぶ際の参考になりますよ。敏感肌なら、無添加の記載があるとなお良しです。何もつけないことに抵抗がある人は、化粧水自体を見直してみることをおすすめします。

エタノール不使用!おすすめ化粧水

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乾燥や敏感肌の人におすすめなエタノール不使用の化粧水を紹介します。実は、エタノールが使われていない化粧水は意外とたくさんあるんですよ。中でも、たっぷり使える大容量が特徴の化粧水を選んだので、アイテム選びの参考にしてください。

無印良品の敏感肌用化粧水シリーズ

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「さっぱり・しっとり・高保湿・薬用」タイプを展開している無印の化粧水は、全てエタノールやアルコールが配合されていない敏感肌用化粧水シリーズです。もちろん、「無香料・無鉱物油・パラペンフリー・無着色・アレルギーテスト済み」です。アレルギーテスト済みですが、全ての方にアレルギーが起こらないと言うことではありません。潤い成分には、ヒアルロン酸やリピジュアが配合されています。400mlの大容量から、持ち運びに便利な50mlまでサイズが選べるのも魅力ですよ。

ミネラル化粧水 HABA Gローション

ハーバー Gローション 180ml
価格 ¥ 2,649
化粧水
山と海の自然から抽出した3種類のミネラルがたっぷり配合されている化粧水です。特に、海のミネラル「アルゲコロイド」は、乳化補助や保湿効果に優れている上、肌触りを滑らかにする働きに優れています。カサつきによる肌のゴワツキもしっかりカバーしてくれますよ。肌に影響を与える成分は一切含まれていないため、化粧水によるかぶれや肌が赤くなるなどの肌トラブルを持っている人におすすめです。

エタノールってやっぱり不要?

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エタノール配合の化粧水は、肌にとって負荷がかかることは間違いありません。しかし、入っているからダメと言うわけでもないのです。大切なのは、今の肌状態がエタノールの刺激に耐えられるかどうかと言うことなのです。では、逆にどんな人にエタノール入りの化粧水がおすすめなのでしょうか?

思春期ニキビで悩んでいる人

思春期ニキビの最大の敵は余分な皮脂です。毛穴に汚れや不要な皮脂が溜まることによりニキビが発生してしまうため、除去してあげることがケアとして必要となります。と言うことは、エタノールの雑菌効果が思春期ニキビケアには有効となります。また、汗をたくさんかく年代でもあるため、清涼感が得られるエタノールの特性もマッチしていることになりますね。その他の肌トラブルを抱えていなければ、エタノール配合の化粧水がおすすめな場合もあると言うことです。

化粧水とエタノールに関するQ&A

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エタノールの代わりに見かけるパラペンとはなんですか?

パラペンは防腐剤として使用される成分です。「パラオキシ安息香酸エステル」の総称です。エタノールが含まれていない化粧水の場合、品質を保つために使われている場合が多いです。安全性は高いものの、防腐剤として配合されている分悪者と判断している人もいるのは事実です。刺激はありませんが、気になるようでしたら使う前にパッチテストを行うと安心ですよ。

化粧水の使用期限が切れても使えますか?

エタノールなどの防腐剤が含まれている化粧水であれば、未開封で約3年、開封後は半年を目安に使い切るように推奨されています。一方、かぶれや肌が赤くなる人が好んで使う無添加化粧水になると、使用期限が細かく指定されています。期限を過ぎてしまうと成分が変化してしまう場合があるため使用は控えましょう。期限内であっても、日光にあたっていたりすると成分が変わってしまうこともあるため、かぶれなどの症状が出たら使うのは控えてください。

まとめ

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化粧水に含まれるエタノールは、品質を保つための防腐剤の役割や一緒に配合されている精油と水分を混ぜ合わせる仲介と言う大きな役割を成しています。さらに、皮脂や雑菌を除去する殺菌効果や使い心地をスッキリ仕上げる清涼感、毛穴や肌を引き締める効果など、たくさんのメリットを持っています。反面、エタノールの特性でもある揮発性作用や殺菌効果によって、肌のバリア機能を正常に保つ常在菌や必要な皮脂まで排除してしまうため、かぶれや肌があかくなるなどの症状を発症する人もいるようです。
しかし、エタノールがかぶれや肌が赤くなるなどの症状を起こしているとも限りません。使った時の肌の状態が乾燥やダメージを負っている時に、敏感に反応してそのような症状が現れる場合が多いのです。万一、赤くなるなど肌への異常を感じた場合は、使っている化粧水や肌ケアを見直してみましょう。エタノールを使っていない化粧水もたくさんあるため、上手に活用しながら健康で強い肌状態を維持することができますよ。