オリーブオイルでクレンジングをして綺麗に落とせる？
女性は毎日メイクをして仕事をして、と綺麗になるための努力を惜しみませんが、その結果肌に負担をかけてしまったり、ダメージを与えてしまったりすることも少なくありません。その中でもメイクの濃さや季節によってその前に使用する日焼け止めなどは女性の肌の汚れとして残りやすいものです。
そんな汚れがどうしても溜まりやすい女性の肌ですから、毎日きちんとクレンジングをして、更に洗顔も行うというのは当然です。とはいえ、クレンジングも肌に負担をかけてしまうことが多い人は肌に良いものに切り替えてクレンジングをしたいと思います。そんな時に選ばれているのがオリーブオイルなのです。オイルならではの浮かせて汚れを取るというやり方が肌を傷つけにくいという人もいます。
オリーブオイルでクレンジングをするやり方
では実際にオリーブオイルでクレンジングをするやり方についてを説明していきます。必要な物は「オリーブオイル」と「蒸しタオル」の二つ、先に電子レンジなどで濡らしたタオルをラップで包んで温めて蒸しタオルを作っておくと効率的でおすすめです。そして肝心のオリーブオイルは大さじ一杯程度の量を基本としてメイクの濃さで多少の増減を行いましょう。
蒸しタオルの準備が出来たら、オリーブオイルを手のひらで温めてあげましょう。オリーブオイルは温めることでサラリとした肌触りになってくれますので、より肌に滑らかに広がってくれます。皮膚が厚めの額であるTゾーンからUゾーン、その跡に皮膚が薄い目元や口元という順番でオイルを馴染ませたら、蒸しタオルを軽く押し当ててオイルを拭きとっていきます。この時、決してゴシゴシと擦ったりはせず、押し当てて優しく拭き取るようにすると肌に負担も少なくおすすめです。
オリーブオイルでクレンジングするなら押さえたい注意点
やり方が分かったところでさあ実践、と行きたいところですが実際にやってみると説明と違う部分がいくつも出てきてしまうという注意点として気を付けたいことがいくつかあります。まず挙げられるのがメイクを落としたあと、蒸しタオルなどで拭きとってもどうしてもべたつきが残るという点が特に多いのではないでしょうか。オイルクレンジングの特徴としても挙げられるこのべたつき感が好きではないという人は少なくありません。
そんなオイルのべたつき感を綺麗に落としたい、という人は蒸しタオルを使う前にキッチンペーパーで先に余分なオリーブオイルを吸い取ってしまうと綺麗にオリーブオイルを拭きとることが出来ます。キッチンペーパーが無い場合もティッシュを数枚重ねたもので代用することができますので、こうしたちょっとしたものをクッションとして挟んでみると良いでしょう。そして拭き取った後に洗顔料で残ったオイルなどを洗い落とすとしっとりしつつもべたつきを感じない洗い上がりにすることができます。
クレンジング効果を狙うならどんなオリーブオイルを選ぶべきか？
やり方やべたつきなどが残らないようにするために気を付けたい注意点なども分かったところで、どんなオリーブオイルがクレンジングをするのにおすすめなのか、選ぶべきポイントについてもしっかりと知っておきたいところです。
下手なものを使って折角のオリーブオイルで肌荒れや肌トラブルを出すのは嫌ですし、しっかりと汚れを落とすことができないのも嫌ですから、きちんと効果が期待できるものを選んでいきたいものです。では、クレンジングにおすすめのオリーブオイルがどんなものなのかというのを紹介していきます。
クレンジングのためのオリーブオイルはスキンケア用を選ぶべき！
オリーブオイルはその多種多様な品揃えをいろんな店で見かけることがありますが、クレンジングのために使うのであれば、やっぱりスキンケア用のものを選んで使うべきです。食用としてのオリーブオイルは肌に付ける前提で作られていないことも相まって、スキンケアのために使うには精製が不十分の場合が多くあります。精製不十分のオイルを使う事での美容効果は多く見込めるわけでもありませんので、逆に肌トラブルを抱えこんでしまう可能性もあります。
逆にスキンケア用のものは肌馴染みはもちろんですが、それ以上に精製がきちんとされていることで不純物の少なさ、そして濃度が高水準を保つことが出来ています。肌に良いものを使おうというのなら、やっぱりクレンジングに使うべきなのはスキンケア用のオリーブオイルと言えるでしょう。
クレンジングに使うなら、オリーブオイルの精製度の高いものを選ぼう！
上記でも軽く触れていますが、スキンケア用のオリーブオイルというのは食用以上にきちんと精製されているものがほとんどです。とはいえその精製度の違いも大きく肌のトラブルなどに関係してきます。クレンジングとして使うのであればこうした精製度もきちんとチェックしておきたい注意点と言えるでしょう。
オリーブオイルにおける精製度というのは、つまるところオイルが劣化しやすいかどうかということを現しています。精製度が低ければ劣化しやすく、油焼けなどを起こしてしまう危険性も高まります。そのため、選ぶ際には精製度もチェックしておくべき注意点として頭の片隅に置きつつ選んでみるのがおすすめです。また、その際には酸度が低いものも並行して選んでみると良いでしょう。酸度が低ければ低いほどオリーブオイルは良い物とされ、エクストラヴァージンオイルの場合は酸度が0.8以下と極めて低いものになります。そうしたものでは無くとも、基準として覚えておくと効果なども合わせて実感しやすいのではないでしょうか。
オリーブオイルのクレンジングが向いてない人ってどんな人？
これまでオリーブオイルでのクレンジングについて、やり方や使うことでどんな効果を得られるのかということ、そして行う際の注意点について紹介してきました。しかし、どれだけ肌に優しいクレンジングとはいえど、このやり方には向いてない人というのも存在しているのです。
では一体どんな人が向いていないのか、調べてみたところ「クレンジングに時間を多く割けない人」「大雑把なクレンジングを行う人」というのがオリーブオイルでのクレンジングを行うのに向いていないとされていました。また、肌質ではニキビ肌の人はオリーブオイルでのオイルクレンジングが逆効果に繋がりかねないとも言われています。
なぜ向いていないと言われているのか
ではなぜ上記の人たちがクレンジングに向いていない、逆効果と言われているのでしょうか？そもそも、オイルクレンジングの場合汚れが浮き上がるための時間が必要になりますので、どうしてもオイルを塗って少し置いてからオリーブオイルを拭き取る、ということになります。そのため時間が無いとさっさとクレンジングを終わらせてしまう人の場合、汚れがきちんと落ち切らず、大雑把な場合はオイルなども綺麗に落とすことができなくなりますので、向いていないと言われているのです。
そして肌質がニキビ肌の人の場合はオリーブオイルを使うという事自体に問題があります。オリーブオイルにはオレイン酸という成分が主成分として含まれています。このオレイン酸は皮脂と似たような構成であるため肌に馴染みやすく、汚れや乾燥から肌を守ってくれる効果が期待できますが、その一方でアクネ菌などのニキビの原因となるものの餌になってしまうのです。そのため、ニキビ肌の人が使ってしまうと逆にニキビを増やしてしまう逆効果に繋がる可能性があるため、向いていないと言われています。
向いてなくてもオリーブオイルでクレンジングがしたい！
例え向いてなくてもオリーブオイルでクレンジングをして、肌を綺麗にしたい！という人はオイル自体を使うのではなく、オリーブオイルを成分として配合しているスキンケア用品を使うことがおすすめされます。時間が無い、肌に合わない、大雑把にしてしまうという人はそのオイル自体を石鹸などに変えるだけで十分な効果を見込むこともできるでしょう。
オリーブオイルを主成分にしているスキンケア製品は多岐に渡り、中にはクレンジングももちろん存在しています。オイルクレンジングとして使われる以外にも、普通に泡状態のクレンジング、石鹸などで洗顔も一緒に行えるものも豊富です。オリーブオイルだけでなく、他のオイルでもそうした製品は作られていますので、オリーブオイルが肌に合わない時にはそうしたいろんな製品を調べてみるのをおすすめします。
オリーブオイルで肌を綺麗にクレンジング
オリーブオイルでクレンジングするということについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか？肌に悪い成分も無く肌馴染も良い他、洗い上がりの肌をしっとりさせる効果もあるため、こうしたオイルクレンジングが嫌いでないのならおすすめの方法でもあります。しっとり綺麗な肌を保つためにオリーブオイルを取り入れるのであれば、正しく、そして優しくクレンジングしてあげてください。
