そもそもカラートリートメントって？
ヘアカラートリートメントとは、薬機法上、化粧品に区分されており、ヘアマニキュアと同じ半永久染毛料（酸性染毛料）に分類されています。使用していくうちにだんだん色素が髪の表層部（表面）に浸透・蓄積して、髪を染めていくヘアカラーリング剤です。
ちなみに一般のヘアカラー剤やブリーチ剤は医薬部外品に分類されています。
一般的なヘアカラーの髪が染まる仕組み
ヘアカラーの髪を染めるメカニズムは、まず酸化染料で髪の毛のキューティクルを開かせます。メラニン色素を脱色させた後、毛髪内部に色素を入れるという仕組みです。最後にトリートメントでキューティクルを補修するのが一般的なヘアカラー剤です。
簡単に言うと、元の髪色を抜きながら色を入れる…です。
カラートリートメントの仕組み
カラートリートメントは、髪の毛のキューティクルを開かずに、毛髪の表面に色素を吸着させる仕組みです。何度も使用するうちに色素が浸透・蓄積されていき、内部にだんだん色がついていくメカニズムになっています。
簡単に言うと、表面及び表面近くの内部にしか蓄積しないので黒色や黒色に近い髪色に色を入れることができません。
カラートリートメントとヘアマニキュアとの違いは？
カラートリートメントはヘアマニキュアと違ってトリートメントをメインとしています。またヘアマニキュアは1回で染まるのに対し、カラートリートメントは4～5回継続使用していくうちに徐々に染まっていきます。
カラートリートメントの他に「カラーバター」知ってる？
カラーバターはカラートリートメントとも言われています。トリートメントの一種ですが、使用することで髪に色を入れる（ヘアカラーする）事が出来るという物です。本件のカラートリートメントと同じメカニズムで、髪の表面に色がつき色が出ます。しかしカラーバター にはちょっとした特徴もあります。
おすすめな理由：カラーバターの特徴
カラーバターの特徴：発色がいい！！
カラートリートメントの中でも、カラーバターの１番の特徴は「発色が良い」という点です。「発色が良い」というのは薬剤の色（原色）がそのまま髪色に出やすいという事です。普通のカラー剤ではしっかり出せない色でも、カラーバターを使用することで実現可能になります！
カラーバターの特徴：ダメージがほぼ無い！！
カラーバターはカラートリートメントの一種です。しかしトリートメント成分も入ってはいますが、補修効果はそんなに強くないです。カラーバターの基本的な用途は髪に色を入れる事です。しかしヘアカラー剤と違い、ダメージレスなところが人気でおすすめです。そのため繰り返し何回でも使用できます！
カラーバターの特徴：色持ちがいい！！
カラーバターの色持ちは、だいたい「ヘアマニキュアとカラートリートメントの中間ぐらい」です。特にブリーチした髪やパーマをした髪など髪に大きなダメージがある方は、色が発色しやすい髪の状態なので、カラーバターはかなりオススメです！！
カラーバターの特徴：いろんな色を混ぜ合わせ出来る！！
カラーバターは違う色を混ぜて自分の希望の色を作る事が出来ます。そして何よりカラーバターの特徴は「扱いやすさ」です。まるで絵の具をパレットに出して色を混ぜ合わせる感覚です。そしてその混ぜて出来た色が、そのまま髪に発色します。この使いやすさが人気な理由とおすすめポイントです。
ただし、アンダーカラー（カラーバターを塗る前の髪色）によって、出てくる髪色の反応も変わってきます。ご注意を！
色別：赤・紫系統の色が人気
赤や紫色の髪色と聞くと少し奇抜な色と思ってしまいますよね。しかし赤色の髪は日本人によく似合う色で、肌なじみが良い色でもあります。また肌を色白に見せてくれる美肌効果があります。また色の入れ方や、色合いによって赤や紫色は女性の大人っぽさを演出することができます。
色別：赤・紫系統の色でもカラートリートメントなら、ほどよく染まる！
またカラートリートメントで染めた赤や紫色はそれほど派手な仕上がりにはなりません。上品でやわらかい印象になります。そして徐々に赤や紫色に染まっていくので、自分で色見を確認しながらカラートリートメントの使用を中止したり、色落ちしてきた場合はカラートリートメント使用再開するのみです。この手軽さは嬉しいですよね！
色別：赤・紫系統で人気おすすめ商品ランキング
ランキング１位：アンナドンナエブリカラートリートメント
コスメランキングでは上位を占めるなどアンナドンナエブリカラートリートメントは特に女子に大人気！
髪のダメージをケアしながら使えるカラートリートメントです。使い勝手が良く、満足のいく仕上がりになります。トリートメントしながら5分待つだけででき、そのまま素手で使えてるので手軽で簡単です。またシャンプーの後のトリートメントとしても使えるので手間がかからず、簡単にカラーリングできます。髪や頭皮を傷めないので毎日使用することが出来ます。1回使用するとほんのり自然に染まり、その後使う毎に徐々に色が濃くなっていきます。肌についた場合は石鹸で簡単に洗い落とせます。
色別：紫（アンナドンナエブリカラートリートメント）
色別：赤（アンナドンナエブリカラートリートメント）
※基本的にアンダーカラーの色の違いで染まりかたも違ってきます！アンダーカラーが黒色や暗い色の場合、色が髪に付くまでに何回か使用する必要があります。
ランキング2位：マニックパニックカラークリームヴァンパイア
発色のよさが評判です。セレブ＆アーティスト系コスメの元祖とも言われるマニックパニックは、1977年にニューヨークのマンハッタンの「イーストビレッジ」で誕生したブランドです。マニックパニックの最大の特徴は発色、ツヤ感、安全、最強の赤色がズバッと赤く染まります。世界50カ国以上で愛されるブランドです。使用方法はシャンプー後、タオルドライしてから使用です。
色別：赤（マニックパニックカラークリームヴァンパイア）
色別：紫（マニックパニックカラークリームヴァンパイア）
ランキング1位のアンナドンナ エブリ カラートリートメントはダントツ人気です。人気の理由は「程よく徐々に染まっていくところ」！ランキング2位のマニックパニック・カラークリーム ヴァンパイアレッドの人気の理由は「発色がとてもよい」ところ。アンダーカラーの色にもよりますが、使用１回目からハッキリと赤を入れたいという方はこちらをおすすめします。
番外編：赤・紫のカラー剤の使い方応用編
実は紫というカラーは「髪を青色したい」場合に凄く役立つ色なんです。
番外編：青色のヘアカラーと赤・紫色
青色の髪にしたいのであれば、もちろん青い色素を持ったカラー剤を使えば大丈夫です…が、残念ながら多くの方がイメージ青色とは全く違う仕上がりになってしまいます。その一例が「青色を入れたのに緑色になった」です。
なぜ緑色になったのかと言うと、「元の染める髪に色素が残っていた」からです。反対にその色素を排除すれば青色を出すことが出来ます。
ならば「ブリーチをすればいい」と言う答えになります…が、日本人の黒髮はブリーチを使っても黄色の色素が髪に残ります。 その場合、黄色の色素が残った髪に青色を入れると…答えは緑色ですよね。では「どうやってかブリーチした髪から黄色の色素を抜く」かが問題の焦点になります。
これは「ただブリーチを何回もおこなう」意外には方法はありません。あくまで目安として、3回〜4回のブリーチをすると色素ほぼ無くなります。ただしブリーチで完全に白色にしてしまうと、髪の毛がブリーチのダメージに耐えられずに切れてしまうの「断毛」が起こります。こうなると本末転倒ですよね。このあたりは個人差があるので自分の髪の様子を見ながら判断するしかありません。
または、ここに紫の液剤をませることによってより青色に近づける事が出来ます。ただし、紫色を混ぜすぎると逆に黄緑色に近づいてしまいます。バランスがとても大事になりますので、上級者テクニックです。
番外編：エンシェールズ カラートリートメント（赤・紫色の取扱有）
カラーバターで検索すると「エンシェールズ カラートリートメント」が大人気です。ネット通販でもランキング1位を占めているこの商品。「発色の良さ」「色別が超豊富」なところがおすすめのポイント。
「エンシェールズ カラートリートメント」は、クリップジョイントという日本のメーカーから出ているカラーバターです。ビビッドカラーはもちろん、ブラウン系や黒などの落ち着いた色も多く取り扱っています。またクリームよりも固い質感の液剤が使われており、液ダレしず髪に塗りやすいところポイントです。ココナッツ系のやさしい香りつきです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？「既に髪が傷んでいるからカラーまで入れるのはちょっと…」「夏休みの短期間だけ髪色を変えて遊びたい」という方にこのカラートリートメントはとてもオススメな商品です。これを機会に人気カラーランキングを参考に普段挑戦できない色もカラートリートメントを使って試してみませんか？
