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スキンケア(C)

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ミネラルオイルとは?その成分や肌や毛穴への影響を徹底解説!

2024.02.25

ミネラルオイルって聞いたことありますか?実は私たちの身近なところ、クレンジング、乳液、クリーム、日焼け止めなどの化粧品やベビーオイルなどのスキンケア用品に沢山使われているものなんです。そこで今日はミネラルオイルについて、その成分や肌、毛穴えの影響や効果を解説!

  1. ミネラルオイルとは?成分は?
  2. ミネラルオイルは肌に悪い?
  3. ミネラルオイルの特徴は?
  4. ミネラルオイルを使った製品には何がある?
  5. 無添加が登場する理由とは?
  6. ミネラルオイルと植物油の違いは
  7. ミネラルオイルの毛穴への影響は?
  8. ミネラルオイルで皮膚が黒くなる?!
  9. ミネラルオイルの効果的な使い方
  10. まとめ
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ミネラルオイルって聞いたことがありますか?ミネラルという単語はミネラルウォーターや栄養成分のミネラルが連想されて、何か体に良さそうなイメージですよね?でもこのミネラルオイルを日本語にすると鉱物油となります。こうすると一気にイメージが悪くなるのでは?
ではこのミネラルオイル=鉱物油の成分は何でしょうか?何からできているのでしょうか?これにはまずできる過程を説明します。最初に地中奥深くから原油が採取されます。その原油を精製して石油が作られます。その石油からプラスチックなどの製品を作るのですが、その時に廃油がでます。この廃油を脱色・精製して不純物を取り除いたものがミネラルオイル・鉱物油です。
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鉱物油でイメージダウンして、さらに追い打ちをかけるように石油からできていると聞いてしまうとイメージは最悪になるのでは?でもこのミネラルオイル・鉱物油はワセリンという名前で世界中に広まっています。医療の分野でもワセリンは使われており、病院で処方されてもいます。となると肌に悪いというわけではなさそうです。
ミネラルオイルとワセリンは同じものですが、液体=ミネラルオイル、固体=ワセリンという区別になります。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQwOlQ0kZYCd4ERBL1y1uZ2aAJaDJQmTicpRg-wdwZXqfb93xQsNg
ではどういった目的でこのミネラルオイルは使われているのでしょうか?ミネラルオイルは肌と全く性質が違うもので、皮膚に塗っても体内へ浸透することはありません。皮膚の上にとどまり皮膚をコーティングします。そしてミネラルオイルには不飽和脂肪酸が含まれないため、他の物質と結合しにくい、という特徴があります。水や酸素と結合しないので、酸化する速度もとても遅く、長期にわたって品質を保持できるわけです。つまり純度が高く不純物を含まないため低刺激で、体内へは浸透せず皮膚を保護し、酸化しづらいため品質に安定性があるという特徴があります。
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こういった伸びが良く、酸化しづらく安定性があるという特徴をいかし、スキンケア用品や化粧品に多く使用されています。スキンケア用品ではベビーオイルや乳液、クリーム、日焼け止めなどにも使われています。化粧品では、もっと多岐にわたっており、ファンデーションや口紅、アイシャドウ、グロスなど落ちやすい部分化粧品には特に使用されています。
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今使っている化粧品の後ろの全成分表を見てみて下さい。そこにミネラルオイルと表示されていなくても、パラフィン、流動パラフィン、ワセリン、セレシンなどと表記されていれば、それはミネラルオイル・鉱物油がその化粧品に使われているということです。これは、一般に化粧品成分表示名称=ミネラルオイル、医薬部外品表示名称=流動パラフィンという使い分けがされているから。
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では、肌へ浸透せずに皮膚を保護してくれて、酸化しづらくて安定性のあるミネラルオイルがありながら、なぜ無添加・植物オイルが登場するのでしょう?その前に少しミネラルオイルと植物油の違いを見てみます。
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植物油の構成はグリセリンと脂肪酸です。脂肪酸の中で注目すべきは不飽和脂肪酸です。よく、オレイン酸とかリノール酸という名前を耳にしたことがあるでしょう。これらも不飽和脂肪酸の一種です。そしてこの不飽和脂肪酸は特徴として、別の物質と結合しやすい、ということが挙げられます。
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例えば皮膚に塗ると水分と結合して皮膚を柔らかくします。肌なじみが良いというのも、この理由からです。ですが、そのまま放置しておけば、空気中の酸素と結合して酸化します。油が酸化する、というのはこの不飽和脂肪酸が原因。そして植物油にはどうしても不飽和脂肪酸が入っているので、長期保存はできません。そのため、長期保存したり、品質を一定に保つために防腐剤が添加されたりするのです。最近流行りの無添加化粧品。防腐剤も添加されていない場合、すぐ酸化します。そして酸化してしまった油を使うとシミや色素沈着といったトラブルにつながる恐れがあるわけです。
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一方のミネラルオイルは、先ほどお話した通り、皮脂とはまったく性質の違うものですので、肌に浸透しません。また、植物油とは違い脂肪酸を含んでいません。脂肪酸を含まない、つまり不飽和脂肪酸を含んでいないので、他の物質と結合しにくい、という特徴があります。水や酸素と結合しいので、酸化する速度もとても遅く、長期にわたって品質を保持できるというのが、植物油との大きな違いです。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTzN68LVJNBiQ39O-jAArPQgG9psYwAJL68jC8P7Rm0hFjrgUvQ
例えば、オリーブ油は開封して半年くらいしか品質保持できません。一方のミネラルオイルは開封してから数年大丈夫。つまり、ワミネラルオイルは何かと結合して有益に働くことはないけれど、人体に対して悪影響が起こりにくいスキンケア用品だといえます。
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植物油は肌なじみが良い反面、酸化が早く品質の保持に気をつけなければいけない。しかしながら、なじみが良いため、クレンジングの際に皮膚への負担が最小限で済む。一方のミネラルオイルは、何ともなじまないため酸化しづらく品質に安定性がある反面、クレンジングの際には洗い残しがないよう、しっかり落とさなければならない。そのことで肌へ負担になる恐れがあるほか、洗い残しで肌トラブルを招いてしまう恐れがある。
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つまり、無添加は知らないうちに酸化していてそれがシミなどの原因になっている恐れがあるということ、また、長期保存がきかないため化粧品の単価も高めだということ。ただし肌なじみの良さやクレンジングの肌への負担は最小限で済みます。一方で、ミネラルオイルを使用した化粧品、たとえば口紅はとても付が良く色落ちせずに過ごすことができます。一方で落ちにくい・もちが良いということはしっかりクレンジングしないといけないということ。またほぼ毎日使う消耗品はなるべくお金をかけたくない人には、原価の安いため販売価格も安いミネラルオイルを使用した化粧品はありがたいわけです。
どちらにも長所も短所もありますので、ミネラルオイル=悪というのはどうかと思います。どんなスキンケア用品・化粧品でも使い方を間違えれば肌トラブルは起こりえます。両方の長所・短所を理解した上で効果的に使い分けたいものです。
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ミネラルオイルは毛穴に詰まって皮膚トラブルのもとになる、だから使ってはいけないという人がいます。確かにミネラルオイルは皮脂とはまったく性質の違うものなので、肌にミネラルオイルを塗っても皮脂と混じることなくそのまま表皮にとどまります。それがどうして毛穴が詰まって皮膚トラブルになる、という話になるかというと、塗る量が多すぎるから、そしてしっかりとクレンジングしていないからです。これはミネラルオイルに限ったことではなく、何にでも適量というものがあり、一日の汚れはしっかり落とさなくては肌に良くないということです。
また、ミネラルオイルはオイルですので外気のホコリやヨゴレが付着しやすいという特徴があります。外出しなくてもホコリもヨゴレも皮脂も毛穴には溜まります。これをクレンジング不足で毛穴にミネラルオイルが残ったままになってしまった場合、ミネラルオイルは酸化しづらいと言っても皮脂は酸化します。汚れと酸化した皮脂で毛穴トラブルが起きることは言うまでもありません。
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油性のメイクをした時は、クレンジングにミネラルオイルが配合されているものを選ぶと、油と油でよくなじんでクレンジングしやすくなりますよ。また、ヘアクリームにもミネラルオイルは使われます。その場合、洗浄力の弱いアミノ酸シャンプーでは汚れが落ち切らないことがあるので注意が必要です。頭皮にも毛穴はあり、頭皮の毛穴が詰まると髪の毛にも影響がでますので気をつけましょう。
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ちなみに、ミネラルオイルの代表格ともいえるワセリンの顔に塗る適量は米粒1~2つぶ分です。これをごっそり指ですくってべったり顔にぬれば、どれだけ顔の面積が大きい人だって塗り過ぎです。皮膚が呼吸できる程度にごく薄く伸ばすのがワセリンの適量。
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鉱物油はシミになるという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。確かにずっと昔「黒皮病」という肌が黒くなる皮膚病があり、その原因がスキンケアクリームに使用されていた鉱物油でした。ですが、それは精製技術が未熟だった1970年ごろの話。現代の高い精製技術ではそんなことは起こりません。何より医療に使われ続けて50年以上、現在でも使われ続けていることがトラブルが無い何よりの証拠です。
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ミネラルオイル=悪ではないということが分かってもらえたと思いますので、ミネラルオイルの効果的な使い方を少し紹介したいと思います。

スキンケアの仕上げにラップ効果

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洗顔後に化粧水や乳液など付け終えた後、仕上げにミネラルオイルで蓋をしてあげると、スキンケアの美容成分が蒸発することなく肌に浸透し効果的。また、乾燥がちな肌の場合、ボディローションなどを塗ってすぐにミネラルオイルをぬると蒸発が防げて浸透の効果が高まります。ただしくれぐれもごくごく薄く塗ること。

日焼け止めの保護効果

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平日はそれほどSPF値の高い日焼け止めは塗っていないと思いますが、夏はアウトドアレジャーが盛んな時期。日差しの強い屋外に出る時はSPF値の高い日焼け止めを塗ると思います。SPF値の高い日焼け止めは紫外線吸収剤の肌への影響がすこし心配なものです。そんなとき、スキンケアの仕上げにごくごく薄くミネラルオイルを塗ってから日焼け止めをぬると、日焼け止めの成分がじかに肌に触れずにすむので、肌を守る効果があります。
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メリットデメリットをしっかり理解して正しい使い方をすれば、それが肌にとって効果的だということ。害がある・ないはあなたの理解にかかっています。お肌のためにも正しい知識を身につけて下さいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
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