気になる化粧水の使用期限
引用: https://charmer-media.com/891
「化粧水の使用期限ってどこに書いてあるの？」ふと疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。実はほとんどの化粧水が、使用期限を記載していません。まずは、未開封と開封後でどのくらい使用できるのか、メーカー別の使用期限をご紹介します。
未開封の化粧水の使用期限
未開封の化粧水の場合、多くの化粧品メーカーが製造から3年以内の使用をおすすめしています。ただし、未開封の状態であっても保存方法が良くないと、衛生面や品質に問題が見られる場合があります。適切な保存方法でのみ、3年以内の使用が可能とされています。
薬機法との関係
化粧水に具体的な使用期限がないのは、薬機法という法律が関係しています。薬機法とは、旧薬事法のことを指し、正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と言います。この薬機法によると、3年以上経過しても品質の変化がないとされている化粧品に関しては、作る際に使用期限の表示をする義務はないそうです。この法律に基づき、化粧水には具体的な使用期限が記載されていないのです。
海外の化粧水の場合
引用: https://stat.ameba.jp/user_images/20170809/22/cosme5love11/fd/65/j/o1344134414001516710.jpg
海外の化粧水の場合は、蓋の空いた容器の中に数字が描かれており、これが使用期限に該当します。写真のように「12M」と描かれていたら、12MONTH=12ヶ月使用できるという意味になります。
製造年月日の調べ方
化粧水のパッケージに、数字や英語でロットナンバーが記載されている場合があります。このロットナンバーは、メーカーによって並び方や法則が決まっており、製造年月日を調べる手段にもなります。しかし、ロットナンバーについては、基本的に企業秘密になっていることが多いようです。
どうしても知りたいという方は、ロットナンバーをメーカーに問い合わせることで、製造年月日が特定できると言われています。実際に答えてくれるかはメーカーによって異なり、曖昧な返答や答えられないと断られることもあるようです。
開封後の化粧水の使用期限
開封後の化粧水は、多くのメーカーで約3ヶ月から6ヶ月程度の使用をおすすめしています。中には、早いものだと2週間程度、長いものだと2年程使用可能な化粧水もあります。ただし、おすすめされている使用期間であっても保存方法が悪いと、品質や衛生面に問題が発生する恐れがあります。適切な保存方法でのみ、約3ヶ月から6ヶ月の使用が可能です。
化粧水の使用期限①無印良品
無印良品は公式サイト上で、使用期限を記載しています。無印良品の化粧水で未開封の場合は、使用期限の記載が無いものは冷暗所に保管した状態で約3年となっています。また、開封済みの場合は、製品や保管状況によりますが、約3ヶ月程度とされています。
化粧水の使用期限②オルビス
オルビスは公式サイトにて、使用期限が記載されてあります。オルビスの化粧水で未開封の場合は、約3年となっています。また、既に開封している場合は、約2年とされています。
化粧水の使用期限③SKII
SKIIは公式サイトにて、使用期限が記載されてありません。特に使用期限が定められていないため、未開封の場合は3年以内、既に開封している場合は半年以内を目安に使用しましょう。
化粧水の使用期限④資生堂
引用: https://www.shiseido.co.jp/gb/skincare/products/swl03406/images/thumb1.jpg
資生堂は公式サイトにて、使用期限が記載されてあります。商品の中身や保管状況によって期限は異なりますが、変な臭いがせず、分離や変色もしていない購入時と同じ状態の場合は使用できるとされています。
化粧水の使用期限⑤オードムーゲ
オードムーゲは公式サイトにて、使用期限が記載されてありません。特に使用期限が定められていないため、未開封の場合は3年以内、既に開封している場合は半年以内を目安に使用しましょう。
化粧水の使用期限⑥ハトムギ化粧水
ハトムギ化粧水は公式サイトにて、使用期限が記載されてありません。特に使用期限が定められていないため、未開封の場合は3年以内、既に開封している場合は半年以内を目安に使用しましょう。
化粧水の使用期限⑦手作り化粧水
精製水で作った手作りの化粧水を使用する場合は、精製水の使用期限に合わせて化粧水の使用期限も短くなります。2週間以内を目安に使用しましょう。
他の化粧品の使用期限
使用期限が記載されていない化粧品は、化粧水だけでなく、乳液やクリーム、ファンデーションやアイシャドウなど数多くあります。次は、他の化粧品の使用期限をご紹介します。
乳液とクリームの使用期限
どちらとも、6ヶ月以内に使い切るのがおすすめです。手で直接クリームを取ると、雑菌が繁殖して劣化しやすいため、スパチュラなどでクリームを取るように心がけましょう。
ファンデーションの使用期限
ファンデーションは、6ヶ月以内に使い切るのがおすすめです。特に水分が多く含まれているリキッドファンデーションは酸化しやすいため、なるべく早く使い切るように心がけましょう。半年ごとに買い替えるのが理想的です。
アイシャドウの使用期限
アイシャドウは、1年以内に使い切るのがおすすめです。また、アイシャドウで使用するチップやブラシは定期的に洗って、雑菌が繁殖するのを防止しましょう。
チークの使用期限
チークは、2年以内に使い切るのがおすすめです。特に水分が多く含まれているクリームチークやリキッドチークは酸化しやすいため、なるべく早く使い切るように心がけましょう。
開封後の保存方法
開封後に保存する場所によって、品質に影響を及ぼす可能性があります。次は、開封後の化粧水を保存する場所や、注意点についてご紹介します。
冷暗所で保存する
適切な保存場所は、涼しくて直射日光が当たらない場所とされています。温かいところに化粧水を置いておくと、雑菌が発生しやすくなります。お風呂場などの湿気が溜まりやすい場所も雑菌、カビが発生しやすいため、注意が必要です。また、直射日光が化粧水に当たると、含まれている成分が分離することがあるため、こちらも注意が必要です。
蓋をしっかり閉める
蓋を開けた状態が長く続くと、空気に触れることで酸化しやすくなります。酸化すると、雑菌が増えることにも繋がってくるため、蓋をしっかり閉めるように心がけましょう。また、蓋が汚れている場合も、そこから雑菌が増える可能性があるため、清潔なタオルなどで汚れを取り除いてあげましょう。
ボトルの口を触らない
化粧水を手に出すとき、ボトルの口を直接手のひらで触ってしまうことはありませんか？手には雑菌がたくさん付いているため、手の雑菌がボトルの口にも付いてしまうことがあります。なるべく、手のひらとボトルを離して使用するように心がけましょう。
早めに使い切る
いくら使用期限があっても、早めに使い切ることがおすすめです。特に化粧水はスキンケアアイテムのため、肌に直接触れることが多く、肌への影響も大きいです。品質の劣化や衛生上のことを考えて、早めに使い切るように心がけましょう。また、使用期限が過ぎていなくても成分が分離していたり、変色や異臭を感じたりする場合は、使用を中止して新しい化粧水を使用しましょう。
まとめ
化粧水は身近なアイテムであり、毎日のスキンケアに欠かせないアイテムです。使用期限を把握して、品質の良い化粧水を使用するように心がけましょう。また、保存する場所などによって、品質に影響を与えることがあります。健康な肌を保つために、適切な保存方法と使用期限を守りましょう。
