コーヒーを飲みすぎるとどんな症状が出るの？
コーヒーを毎日飲んでいる場合、仕事などの休憩中や朝食や夕食後などの食後に一服するために飲んでいるという人は多くいます。しかし、コーヒーをあまり飲みすぎてしまうことで、実は体調や体系などに変化が現れる人も少なくありません。
コーヒーは美味しいけれど、飲みすぎることでいろんな症状が引き起こされることももちろんあります。一体どうしてそんな症状が引き起こされるのか、今回この記事ではそんな症状が起こる原因などについてを詳しく纏めてみました。
コーヒーを飲みすぎると太る？原因は何？
コーヒーを飲みすぎると太る、と言いますがコーヒー自体は実はダイエットにも効果的だと言われるほどの効果を期待できる飲み物です。ではどうしてコーヒーを飲みすぎると太るなどの体型変化が起きてしまうのでしょうか？
コーヒーを飲みすぎることで太る場合、その原因は主に市販のコーヒーであるということと、脱脂粉乳などの乳製品やブドウ糖などの糖類がたっぷり入っているコーヒーを飲んでいる、ということが多くあります。そうした蝋類や乳成分などが入っていない、ブラックコーヒーなどは太る可能性は低いものの、そうした市販のたっぷりと乳成分や砂糖などが入ったコーヒーの飲み過ぎは太る原因となってしまうことが多いのです。
コーヒーの飲みすぎで引き起こされる症状は？
太るという体型変化についての原因などは分かりましたが、それ以外にも体調不良が起こるというのであれば、その原因になりえる成分や体質などもきちんと知っておいて、体調不良などを防ぎたいところです。飲みすぎることで、どんな体調不良が引き起こされる可能性があるのでしょうか？
毎日忙しく働く人々だけではなく、多くの人にとって健康的に過ごすためにもなるべく体調は整えて、毎日元気に過ごしたいものです。では、コーヒーを飲みすぎることでどんな症状による体調不良が引き起こされるのか、どういった原因でなってしまうのかというのを見て行きましょう。
コーヒーの飲みすぎによる症状1.下痢
コーヒーを飲みすぎることで下痢になる他、腹痛などを訴える症状が出ることはそう珍しくはありません。その原因として挙げられているのがコーヒーに淹れている牛乳を始め、コーヒーに含まれている成分である、タンニンやカフェイン、クロロゲン酸といった成分です。牛乳でお腹を壊して下痢になる、ということはよくありますが、コーヒーの成分自体がどうして下痢や腹痛を引き起こすのでしょうか？
コーヒーに含まれている成分には、健康のためにも良い成分が多いのですが、飲みすぎると胃などの消化器官に大きく負担をかけてしまうものも多いのです。有名な成分であるカフェインは交感神経を刺激することで眠気を覚ますことでも有名ですが、その反面胃腸の活動が上手くいかなくなり、水分の吸収が十分に行われなくなり、結果として下痢に繋がります。苦味や渋味の成分であるタンニンはポリフェノールの一種ということもあり美容的な効果が期待できる反面、肌などに効果的な収れん作用が腸の粘膜に働いてしまい、下痢になってしまいます。こうしてみるだけでも下痢や腹痛などに繋がりかねないものがコーヒーに含まれていることが分かります。この成分以外にも下痢の原因になる成分はありますので、飲み過ぎに注意しましょう。
コーヒーの飲みすぎによる症状2.めまい
コーヒーを飲みすぎることで下痢などの腹痛の症状などと同じように悩まされている、という人が多いのがめまいの症状です。主に症状が発症したという人たちは、コーヒーを飲んで数十分後くらいにふとした時にめまいを感じてしまう、という人が多いようです。ではなぜコーヒーを飲むことでめまいが生じてしまうのでしょうか？
コーヒーに含まれているカフェインは交感神経を刺激する、ということに上記で軽く触れていますが、カフェインには交感神経だけでなく自律神経にも働いて活発化させたり、運動能力を向上させたりすることができる効果もあると言われているほどです。そんなカフェインがコーヒーなどで摂取し、脳などに行き渡るまで約数十分かかり、脳などに行き渡った際に血管などがカフェインの効果で拡張されることによって心臓の動きが活発化することがあります。その際のめまいや不整脈、手足の震えが症状として引き起こされるということがあるのです。
コーヒーの飲みすぎで引き起こされる他の症状
コーヒーの飲み過ぎで引き起こされる症状について上記で詳しく説明しているものもありますが、この症状たちはいわば一部の症状であるという事をきちんと理解しておくことが大切です。元からの体質やすでに別の傷病などに罹っている場合はそうしたものを切欠にほかにもいろんな症状を引き起こすこともあります。
コーヒーの飲みすぎなどを気を付けておきたいのは、貧血体質の人や胃炎や胃潰瘍などの人です。貧血体質の人の場合、タンニンがコーヒーに含まれているせいで、ミネラルの中の鉄分と結びついてしまい、吸収しにくい成分に変化させてしまいます。そのため、貧血改善のために必要な鉄分の吸収阻害を行ってしまうため、貧血の悪化などに繋がります。そしてクロロゲン酸などの胃酸の分泌を促進する成分が含まれているため、胃炎や胃潰瘍などの消化器官の疾患の悪化を促してしまうことにも繋がってしまいます。
コーヒーの飲みすぎにならないために
コーヒーを飲みすぎることでひどい症状や体型変化に悩まされる可能性があると分かれば、なるべく飲みすぎないように気を付けていきたいものです。しかし、飲みすぎないようにするとはいえ、コーヒーを飲む量を減らすにはどのようなことを気を付けてみると良いのでしょうか？
コーヒーの代わりに水やお茶を飲もう
コーヒーを飲むと喉が潤う感覚ではなく、逆に喉が渇いてしまった、トイレにすぐに行きたくなるなどの症状が出たことはありませんか？実はその喉が渇いてしまう、トイレに行きたくなると言った症状もコーヒーの成分による利尿作用によるものなのです。
コーヒーの利尿作用は意外と強い物で、カフェインによって血管の拡張が行われると、腎臓の血液ろ過量が増大するため、再吸収する水分も多くなり、結果として体外に排出するべき水分というのもかなり多くなってしまいます。その結果、コーヒーを飲んでも喉は乾いてしまい、再び水分補給をしようと何度も飲んでしまうということに繋がってしまうのです。水分補給目的で飲むのであれば、水やお茶の方が適しています。
コーヒーの飲みすぎの症状を抑える為に気を付けること
コーヒーの飲みすぎでめまいや胃痛、下痢などの症状を引き起こすということから、コーヒーを飲まなければいい、という考えの人もいますが、他の飲み物を飲むときも実は注意が必要になってくることもあります。
実はコーヒーに含まれている成分というのは他の飲料にも含まれていることが多いものがほとんどです。特に上記でも触れているカフェインやタンニンなどは緑茶や紅茶などに豊富に含まれており、コーヒーよりも多く含んでいるという種類も存在しています。カフェインやタンニンによる症状である場合、こうした別の飲料に含まれているものから発症や悪化することも考えられるため、注意が必要なのです。
コーヒーの飲みすぎ注意！適量を飲んで楽しもう
コーヒーの飲みすぎによる症状について、いかがだったでしょうか？香りも良くて美味しいコーヒーではありますが、飲みすぎにはやっぱりいろんな弊害が存在しています。毎日適量を飲むのであればまだしも、過度な摂取は控えて健康な毎日を送れるように程々の量を飲むように気を付けてみましょう。
