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葉酸ビタミンと薬の併用は危険?飲み合わせによる注意点を紹介!

2024.02.25

食事にも食べ合わせがあるように、サプリにも飲み合わせがあります。では最近話題で人気の葉酸ビタミンサプリと薬の併用は危険なのでしょうか?今日は葉酸ビタミンサプリと薬を一緒に飲む場合の飲み合わせによるそれぞれの働きや飲み合わせる場合の注意点について紹介します。

  1. 葉酸とは?
  2. 葉酸ビタミンサプリの働き
  3. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点
  4. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点 葉酸が医薬品に与える影響
  5. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点 葉酸の働きに影響する医薬品
  6. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点 葉酸の吸収を阻害する薬
  7. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点 葉酸の働きに影響するサプリや食品
  8. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点 飲み方
  9. 葉酸ビタミンサプリと薬の併用、飲み合わせについての注意点 葉酸の摂り過ぎの危険
  10. まとめ
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葉酸とは、水溶性のビタミンB群の一種です。細胞が新しく作られたり、再生することを助け、体の発育を促してくれる栄養素です。ビタミンB12と共に赤血球を作るので、「造血のビタミン」とも呼ばれています。食品ではほうれん草やブロッコリー、かぼちゃなどの緑黄色野菜のほか、納豆、海苔などに多く含まれています。
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葉酸は水溶性ビタミンのため、沢山葉酸が含まれている食品も調理法によっては、葉酸が水に流れ出てしまい思ったとおりに摂取できないことも多くあります。また、妊婦さんなどは一般の成人女性よりも2倍近い量の葉酸が必要となり、それを食事で補うのは大変な事です。
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その点、サプリでは摂取したい量が分かり、そのまま摂ることができるのが手軽で便利です。また、葉酸はビタミンB12と協力して血液を作る働きがあるため、葉酸サプリにはビタミンB12 が含有されており、葉酸の効果を最大限に生かせるような設計になっています。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41vrIp3T%2BBL._SY355_.jpg
ですが、気軽に栄養素が摂れるからと言ってやみくもに摂取するのは良くありません。食べ物に食べ合わせがあるように、サプリにも飲み合わせの相性が良いもの・悪いものがあるからです。サプリは薬ではなく、栄養補助食品という区分になります。それでも飲み合わせによっては栄養素の取り過ぎや、栄養素同士が邪魔をして体が十分に栄養素を吸収できなかったり、時には併用している薬の副作用を増長させてしまう危険があるため注意が必要となります。
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そこでこれから葉酸ビタミンサプリを飲む際に、薬やサプリと併用したり一緒に飲んだ場合の飲み合わせ、それぞれの成分がどう働きかけることで注意が必要か、危険かを詳しくお話していきます。持病で常用している薬がある人や、健康のためのサプリを併用している人は自分の併用している薬やサプリが該当しないか、しっかりチェックして下さい。また、葉酸サプリの正しい飲み方、飲み合わせについてもお話しますので最後まで読んでくださいね。
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まずは病院で処方された医薬品との飲み合わせについてです。葉酸ビタミンサプリと一緒に飲むことで起こること、飲み方の注意などをお話します。

メトトキサレート

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抗腫瘍や免疫抑制、抗リウマチ薬として使用される医薬品です。この薬には下痢や口内炎、白血球減少といった副作用が報告されていますが、なんと葉酸はこれらの副作用を軽減するとされているんです。つまり、メトトキサレートを服用している人は葉酸も一緒に摂った方が副作用から多少解放されるということです。

抗腫瘍薬

いわゆる抗がん剤です。すでにガンを発症してしまっており、抗ガン剤を服用している人が葉酸を一緒に摂った場合、葉酸が抗がん剤の働きを妨げてしまう危険があります。また、抗がん剤の副作用を増長させてしまう危険があるとされていますので危険です。
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次に、折角摂った葉酸が一緒に飲んでいる医薬品の影響で葉酸の働きを妨げてしまったり、減少させてしまうことがあります。

体内の葉酸を減らしてしまう医薬品

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フェニトイン、カルバマゼピン、バルプロ酸、フェノバルビタール、プリミドなどの抗てんかん剤は体内の葉酸を減らす影響のある医薬品です。血中の葉酸を減少させてしまうので、葉酸サプリで補わなくてはいけません。実際抗てんかん薬のガイドラインでも一定の葉酸を処方するよう推奨されています。

葉酸を排出させてしまう医薬品

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利尿剤にもいろいろ種類がありますが、チアジド系やループ系の利尿薬は葉酸の排出を増加させてしまう影響があります。

葉酸の働きを弱める医薬品

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詳しくは葉酸が働くために必要な葉酸還元酵素の働きを弱めてしまうため、要素の働きが弱くなるということです。これは睡眠薬、バルビツールが該当します。他には大腸炎や関節リウマチの治療薬として使われている抗炎症薬、スルファサラジンも葉酸の働きを弱めると言われています。
特定の病気のための医薬品だけはありません、広く細菌やウィルス感染症に使われる抗生物質、クロラムフェニコール、薬局で簡単に手に入る解熱鎮痛剤、アスピリンも葉酸の働きを弱めてしまいますので一緒に飲むのは良くありません。
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たんぱく質分解酵素であるパンクレアチン、化学療法剤であるサラゾスルファピリジン、コレステロール降剤であるコレスチラミンなどは、体が葉酸を吸収するのを阻害してしまう影響があります。
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他にも、一緒に飲むことで吸収を妨げてしまう薬は沢山あります。経口避妊薬のピル、コレステロール治療薬のコレスチポールやコレスチラミンなどが一緒に飲んでも相性の悪い薬といえます。
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医薬品だけでなく、サプリでも飲み合わせの悪いもの、一緒に飲まない方がよいものがあります。その理由は一緒に飲む・摂ることで葉酸の吸収を妨げてしまうものです。それは亜鉛サプリとカフェインです。カフェインはコーヒーや紅茶だけでなくココアやコーラー、抹茶、栄誉ドリンクなど多岐にわたって含まれていますので注意しましょう。
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では、体から葉酸を排出させてしまったり、カラダが葉酸を吸収するのを妨げてしまったり、働きを弱めてしまう、そんな薬やサプリメントと併用するにはどうしたら良いのでしょうか?
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医薬品などは通常4時間で体に吸収されるか、体から排出されます。ですので、薬と一緒にのまず、薬やサプリを服用してから4時間以上開けて葉酸ビタミンサプリを摂るようにしましょう。ただし厳密には薬によって吸収排泄の時間にはばらつきがありますので、かかりつけ医に相談し、薬とサプリを飲むタイミングをスケジュール化してしまうのが効率の良い方法です。
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これまで薬や他のサプリとの併用の危険や注意点について説明してきましたが、働きが弱められてしまっているならと勝手に葉酸ビタミンサプリの量を増やすことは危険です。厚生省によると一般成人女性の一日の推奨摂取量は240マイクログラム。妊婦さんの場合400マイクログラム。
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食品から葉酸を摂取する分にははっきりいって異常な量をとることもありませんし、不要な分は排出されてしまいます。ですがサプリで過剰に摂取した場合、排出されずにカラダに吸収されてしまうため危険をともないます。実際サプリは薬ではありません。栄養補助食品です。ですので副作用という言い方は相応しくありませんが、過剰摂取による吐き気やむくみ、発熱、不眠などの症状がみられたと報告があがっています。こういった症状が何かのはずみで危険なことにつながりかねません。適量を正しく服用することが大事です。
また、昨日のみ忘れたから今日は昨日の分とあわせて摂るようなことをしても何の意味もありませんので覚えておいてください。
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健康のためのサプリで具合が悪くなってしまったり、折角飲んでも働きが十分でないのは残念な事。正しい知識と正しい飲み方で毎日を健康に過ごして下さいね。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://aojiru-hikaku.org/wp-content/uploads/2015/11/111114.jpg